2022年10月15日(土)16日(日)の2日間、井の頭恩賜公園にて「第8回吉祥寺コレクション2022~SUSTAINABLE FASHION~」が開催されています。
この記事では、吉祥寺コレクションの様子をお伝えします。
吉祥寺コレクションとは
吉祥(=素晴らしい兆し)の街 吉祥寺で繰り広げるファッションショー、通称「吉コレ」。吉祥寺の中心でファッションショーを実施し、武蔵野市の活性化につなげていきます。
武蔵野市の商業の発展と地域活性化に繋がる事業として、「吉祥寺コレクション」と銘打ち武蔵野商工会議所商業部主催によるファッションショーを2014年から吉祥寺駅北口ステージにて開催しております。2018年からは駅前ファッションショーに加え、井の頭恩賜公園にてアウトドアスポーツ商品を手にとり、実際に体験出来るイベントを開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響のため3年ぶりの開催となる今年度は、会場を井の頭恩賜公園に集約し「吉祥寺コレクション2022~SUSTAINABLE FASHION~」と題し、従来のファッションショーとアウトドアイベントに加えSDGsへの取組みの一環として不要になった衣料品の回収も行います。近年、ファストファッションの台頭や衣服の消費サイクルが早まっており、急速に広がっている「衣服ロス」問題に取り組むため不要になった衣料品の専用回収ボックスを会場内に設置し、回収した衣料品は繊維製品の原料などに再生し新たな衣料品等の素材となって活用されます。吉祥寺コレクションは持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に導入いたします。引用元:https://kichijoji-collection.com/about/
吉祥寺コレクションは、地域を盛り上げるだけでなくSDGsの取り組みも行う街にも環境にも優しいイベントです。ファッションショーやアウトドア体験、衣料品の回収などさまざまなプログラムが実施されています。
ここ数年は新型コロナの影響で開催ができなかったため、心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。
井の頭恩賜公園
会場は、武蔵野市民や近隣住民の憩いの場・井の頭恩賜公園です。
ビルやお店が立ち並ぶ吉祥寺駅近くに突如現れる大自然が魅力の井の頭公園。
小さなお子様連れのファミリー、デートに来るカップル、お散歩に来るお年寄りなど幅広い層の皆さんに利用されています。
天候にも恵まれ、たくさんのスワンボートが井の頭池を泳いでいます。
吉祥寺コレクションの会場は、スワンボートが並ぶボート場のすぐ近く、野外ステージです。
INOKASHIRA PARK OUTDOOR SUMMIT
密にならずに外出を楽しめることから、近年人気が高まっているアウトドア。吉コレでは、有名アウトドアブランドがゲームコーナーやウェアのつぎはぎ体験などを展開していました。
RECYCLED FASHION
みなさんは、「もう着ないけど捨てられない・・・」「まだ綺麗だけどサイズが合わなくなってしまった」と眠っている服はありませんか?
今年の吉コレはSDGs(Sustainable Development Goals)、持続可能な開発目標をテーマに掲げています。みなさんから回収した衣料品は、再び服の原料に再生され、新たな服に生まれ変わります。
回収に協力してくださった方には、吉コレオリジナルのエコバッグをプレゼントしていました!(※各日先着100名)
KICHIJOJI COLLECTION
2014年から続く「吉祥寺コレクション」目玉イベントはファッションショーです。井の頭公園野外ステージに設営されたランウェイをモデルのみなさんが颯爽と歩きます。
ファッションショーに登場されたのは、「二葉ファッションアカデミー」「mothersmade」「tenbo」の3ブランド。
二葉ファッションアカデミー
ファッション関連のプロになるべく勉強している学生さんたちが、オリジナルの作品を披露してくださいました。みなさん個性的で素敵です。個性あふれる作品は、まさに社会の多様性を表現しているようでした。
mothersmade
「ときめきがなくなってしまった沢山の洋服を甦らせたい」との想いから洋服をリメイクして新たな洋服を生み出すブランドです。SDGsの目標の1つ「つくる責任、つかう責任」とあります。1つのものを長く使えるように工夫することは、取り組みやすい環境への配慮です。洋服のリメイクから、SDGsを感じ取ることができました。
tenbo
tenbo(テンボ)は、年齢や国籍、性別、障害の有無にかかわらずすべての人に笑顔を届けるファッションブランドです。
今回の吉コレのテーマとなっているSDGsには、「ジェンダー平等を実現しよう」「人や国の不平等をなくそう」といった目標も掲げられています。tenboは、まさにそういった目標を実現しようとしています。
今回のファッションショーでも病気や障害をもつ方がモデルとなり、多様な人びとが生きている世界観を表現しました。