桜を求めて~武蔵野花巡り~

春を告げ、春を彩る桜。
別れと旅立ち、新たな出会い、これらのシーズンに艶やかに咲く姿は、まるで人々の新たな門出を祝っているようにも見えます。

日本の桜を表す言葉には情緒的で甘美な言葉が多くあります。

”夢見草(ゆめみぐさ)”
桜の別名で、夢のように美しくそして儚く散る様にうっとりと見惚れてしまうと言うのが所以です。

”花明り(はなあかり)”
桜の花の白さで夜になっても木の周りが明るく感じられること。

”桜人(さくらびと)”
桜を愛でている人。

これらを取ってみても古から日本人の心を捉えてやまない特別な存在と言えるのではないでしょうか。

武蔵野市内には多くの桜スポットがあります。

みちまちみどり3月

武蔵野市・環境部 緑のまち推進課発行の”武蔵野市の緑と環境の情報誌「みちまちみどり・3月号」”に~桜を歩くむさしの桜マップ~と言うタイトルで、イラスト入りで市内の桜が見られる場所が掲載されていますので、いくつかご紹介したいと思います。

≪吉祥寺≫
言わずと知れた井の頭公園は池に映った桜もまた美しいです。
また、公園東側の神田川沿いには桜が多くみられます。

井の頭線_高架下2

≪三鷹≫
駅の東側、玉川上水にかかる「むらさき橋」の脇では、濃い桃色の緋寒桜が綺麗です。
三鷹駅~境浄水場までの玉川上水沿いは特におすすめで、歴史を感じる古木の桜が連なっています。(↓玉川上水に架かる”大橋”)

玉川上水_大橋

≪武蔵境≫
ここは今年注目の桜スポットです!
駅北口ロータリーが整備され、そこに新たに桜が植樹されました。
種類は木関山(カンザン)・一葉(イチヨウ)・鬱金(ウコン)・天の川(アマノガワ)の4種で、ソメイヨシノの開花が終わった後から5月にかけて見頃を迎える山桜の品種です。
今春どのような姿が見られるのか楽しみです。

  • 関山(カンザン)
    大変華やかな桜で、赤みの強い豪華な花と同時に見られる若葉が特徴の八重桜です。
    実はこの桜は皆様にとても馴染みがあって、桜の葉っぱは桜餅に使われ、花も塩漬けとして使われています。
  • 一葉(イチヨウ)
    花の中心から、葉の形をした雄しべが一本突き出ることから「一葉」と呼ばれるそうです。八重咲きで葉と一緒に淡い紅色の大輪の花を咲かせます。
  • 鬱金(ウコン)
    ウコン桜は数百品種あるサクラのうちで唯一黄色の花を咲かせるサクラ。
  • 天の川(アマノガワ)
    枝が流れるように伸びる様子を天の川に見立てた名前。枝は横に伸びずに天に向かってまっすぐ伸びるだけではなく、花までも上向きに咲きます。

プレイス南側2-2

↑写真は南口観音院前の昨年の桜です。

見事な桜が咲くまであと少し!
”花巡り(はなめぐり)”(桜を求めて山野を訪ねること)で春を楽しみませんか。

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武蔵野市の緑と環境の情報誌「みちまちみどり」は市関連施設、むー観事務局、アトレまち案内所などで配布しています。

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