仙川/花の通学路

仙川をたどったら、川の変遷が見えてきました。

武蔵野市内を流れる唯一の一級河川である仙川(せんかわ)をたどって、歩きました。武蔵境駅から桜堤公園まで約2.5km、40分ほどのお散歩です。

仙川をたどったら、川の変遷が見えてきました

散策マップ「仙川をたどったら、川の変遷が見えてきました」

仙川は、小金井市から武蔵野市、三鷹市、調布市、世田谷区へと流れ、野川に合流した後、多摩川に流入します。

かつては大雨の時に氾濫したと聞きますが、今では武蔵野市内の区間にはほとんど水量がなく、涸れ川となっています。

地図にしっかり青く引かれている川に水の流れがないのは、なんとも不思議な感じがします。

□みずはけ橋

市内に入った仙川は、武蔵境駅北口から武蔵境通りを歩いて8分のところにある「みずはけ橋」で地面の下に潜ります。

今回は、このみずはけ橋から上流方向にたどっていきます。

みずはけ橋

□第2しろがね公園

仙川の沿岸ぎりぎりまで住宅が建っているため、流路沿いを歩く事はできません。武蔵境通りを北上し、次の信号を左折、公団通りを進みましょう。

左手に出てくる第2しろがね公園から流路を見ると、護岸がコンクリートでガッチリと固められています。こうやって洪水から流域の暮らしを守っていたのですね。

仙川/第2しろがね公園

□花の通学路

さらに公団通りを進むと、左手に「花の通学路」が出てきます。用水路跡を利用して作られた細長い公園です。公団通りからアジア大学通りまで続いていて、途中にドックランのある武蔵川公園もあります。

花の通学路

写真上・右の奥、花の通学路が橋になっているのが分かりますか。この橋の下が仙川です。かつて用水路と仙川は、立体交差していたのです。

写真下は、橋から仙川を撮ったもの。川沿いに畑が見えますね。

仙川/花の通学路

□サンヴァリエ桜堤

公団通りに戻ってすぐ右手に見えるのが、UR住宅のサンヴァリエ桜堤。桜並木が有名ですが、他にもさまざまな樹木がみられる緑豊かな地域です。

サンヴァリエ桜堤/みどりのマップ

□西部コミュニティセンター

公団通りをさらに進んだ左手、西部コミュニティセンターのある道の突き当りから仙川を眺められます。

水辺環境を再生する「仙川リメイク」事業によって、護岸が無味乾燥なコンクリートから自然石に変わっています。

仙川/西部コミセン
注)写真に写っている建物は、西部コミセンではありません。

□千歳橋

公団通りをさらに進むと、千歳橋。ぐるっと曲がってきた仙川にぶつかりました。

千歳橋

横断歩道を渡り、仙川沿いを歩いて行きましょう。水の流れはありませんが、お散歩が楽しくなる気持ちのいい雰囲気です。

仙川/千歳橋

□仙川水辺公園

左手の素敵な花壇に続いて現れるのは「仙川水辺公園」。公団の建て替えに伴って整備されました。団地内に降った雨水を利用した水辺環境で、水生植物や生き物を観察できます。

仙川水辺公園

□桜堤公園

仙川水辺公園を抜け通りを渡ると、この散策のゴール、桜堤公園。自然石の護岸を眺めたり、川に下りることもできます。

「仙川リメイク」事業で浄水場で使用した水等をここを経由して、仙川に送る仕組みができたということですが、あまり水量はなく、水の流れは確認できませんでした。

桜堤公園

山や川といった自然の風景は、人が作る建物とは異なり、年月を経ても変わらないという思い込みがありましたが、仙川には当てはまりません。

大雨になると氾濫する川から涸れ川へ。自然の護岸がコンクリートで固められた後に、再び自然石に戻されて。

仙川をたどって歩くと、川の姿の移り変わりが見えてきます。それは、水辺で暮らす人々が川に求めるものの移り変わりでもあります。

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