今朝は広島で平和記念式典が行なわれ。平和への誓いを新たにする祈りが続きます。
今日は武蔵野市から平和の尊さを発信する北村西望氏作「平和祈念像」と「世界連邦平和像」の二つの平和の像をご紹介いたします。
【平和記念像(井の頭自然文化園内)】
長崎市からの依頼で井の頭自然文化園内のアトリエで制作されました。
高さは9.7mあり原型は現在彫刻館A館に設置されています。
水平に伸ばした左手は平和を表し、閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈っているとされます。
【世界連邦平和像(三鷹駅北口ロータリー)】
武蔵野市の世界連邦平和宣言10周年を記念して昭和44年10月に健立されました。
左手に平和の聖火を捧げ、右手は宇宙と永遠に向かって開いています。
土台部分には世界各国の石48枚を配し武蔵野市における戦没者の名が記されています。
◆北村西望氏◆
1953(昭和28)年、井の頭公園の一部を借りてアトリエを開き、その場所で長崎から依頼を受けた「平和祈念像」を制作しました。
平和祈念像は1955(昭和30)年に完成し、西望氏は1958(昭和33)年に文化勲章を受章。
1962(昭和37)年、武蔵野市の名誉市民第1号に選ばれました。
◆武蔵野市は平成23年に11月24日を「武蔵野市平和の日」に制定しました◆