出雲国松江藩初代藩主、松平直政が当所を御用屋敷とし、鷹狩場であった屋敷と伝えられています。
松平直政は三代将軍家光の従兄弟にあたり、徳川家との縁も深かったので、徳川幕府の繁栄と天下泰平を祈願して、この地に出雲の杵築大社(現出雲大社)と稲荷神社の両社を創建したとされます。
境内に入って左手にこんもりと山がありますが、これが【ミニ富士山(武蔵野市史跡指定)】です(↓)
富士山は信仰の山として、登り拝む対象でもあったので、富士山に登れない人たちのために、身近な場所にこのような富士塚(ミニ富士山)を造って富士詣やお参りが行われていました。
傾斜も結構あり山頂には富士権現社も祀られています。
これは心をひかれます。是非体験ください。
また、杵築大社は武蔵野商工会議所が新年に行う
【武蔵野吉祥七福神めぐり】のなかの寺社のひとつでもあり、
「えびす様」と「大国様」の二福神をお祀りし、沢山の方から厚く信仰されています。
6月と12月の年に二度【大祓】という心身の穢れを祓う神事が行なわれます。
6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓を年越の祓(としこしのはらえ)と言います。
昨年度の夏越の祓えでの『茅の輪』
6月30日は夏越の祓えで、写真にある大きな茅の輪を左回り→右回り→左回りと、八の字を書くように3度くぐり抜けます。
そろそろ、青々とした茅草が香る茅の輪が出されると思います。
武蔵野市天然記念物指定の『千本イチョウ』も綺麗な青葉を見せています。見所もたくさん、自身を清め見つめるために、お出かけしませんか?