『青空サロン』第一弾 トークイベントのレポート後編です。
トークのテーマは「 吉祥人と青空のもとで考えるまちづくり」。
BeYond Laboの二川圭祐さんが進行役となり、吉祥寺かるたの徳永健さんとプロ阿波踊り集団「寳船」の米澤渉さんから、それぞれが抱く吉祥寺愛やまちづくりのアイデアを聞き出してくれました。
左:徳永健さん、中央:二川圭祐さん、右:米澤渉さん
面白がろう。愛の熱量を増幅させよう。
3人のお話を聴いていると、吉祥寺のまちが好きだという想いがビシビシ伝わってきます。
愛するものは自慢していいよね。好きなことを話すのって楽しいし。相手がどう受け止めるかを配慮した方がいいけれど、好きだという熱量が人を動かすのだから、と盛り上がりました。
ご自身のかるた制作の経験から、「面白そうな人たちが面白そうなことをやっていると、人は巻き込まれたくなるんですよ」と徳永さん。
世界各地での公演を行い、精力的に活動されている米澤さんによると「最初は面白くなくても、仲間になりたくて一緒にやっているうちに面白くなってきたり」するそうです。
吉祥寺には、いろんな要素がある。多少でも惹かれるものを追いかけていくといいんじゃないか等、話は展開しました。
まちと一緒に進化しよう。
3人に共通しているのは、人とのつながりを大切にしていて、まちに交流を促す役割を期待していることです。
米澤さんは「まちには、子どもが泣いたり騒いだりするようなノイズを許容して欲しい。エネルギーを受け止める寛容さが、好きなことを話せる安心感や挑戦の後押しにつながる」
徳永さんは「正解はひとつじゃない。いろんなコミュニティに関われば、面白さを共有できる仲間が見つかる」と話してくれました。
「人と交流し学ぶことが、個人を強く豊かにする。個が豊かになれば、まちも活性化する」と、二川さんがまとめてくれました。
withコロナ時代、私たちの生活様式は変更を余儀なくされています。オンライン、通販、デリバリーの利用など、対面を避ける工夫が進む一方で、リアルな人とのつながりの価値が再認識されています。
いつどこで、どうやって、交流を実現していくか。新しい日常の模索は始まったばかりです。
まちと私たち個人は、共存しています。私たちの選択でまちは変わり、まちの変化が私たちの生活に影響を及ぼします。一緒に進化していけたらいいと思います。