むさしのまち歩きツアー「ガイドと歩く『むかし武蔵野歴史散策コース』」に参加しました。
「江戸期の情景が浮かぶ」がキャッチフレーズで、歴史好きの方に人気のコースです。次回は、ぜひご一緒に歩きましょう。
いざ、まち歩きスタートです♪
まち歩きの集合場所は、JR吉祥寺駅2階の中央改札口前。
ガイドさんがちらしを持って待っているので、吉祥寺に来るのは初めてという参加者も迷う心配はありません。
約10人のグループに分かれて順番に出発します。
各グループに、案内役とアシスタント役のガイドさんがつくので安心です。
開店準備が進むサンロードを抜けて、最初に訪問するのは「月窓寺」。乾漆づくりの白衣観音坐像で知られる曹洞宗のお寺で、8月には盆踊りなど夏まつりの会場として賑わいます。
むさしのまち歩きは、ボランティアガイドさんの工夫が詰め込まれています。この写真はクリアファイルに綴じた資料を見せながら説明してくださっているところ。このガイドさんならではの工夫です。
「あの『350』が何を表しているか分かりますか?」
月窓寺を出て信号待ちをしているときに、ガイドさんがビルを指さしました。吉祥寺駅からの距離を示す案内プレートだそうです。ここは350m地点。
一度、案内プレートの存在を知ると、あそこにも、ここにも見つかるから不思議です。
こちらは真言宗の「安養寺」。近隣の方はここで除夜の鐘をつきます。梵鐘の龍頭に二本の角が生えているのが特徴です。
吉祥寺の氏神様「武蔵野八幡宮」。お正月は初詣に訪れる人で賑わいます。
案内役ガイドさんが八幡宮で出土した蕨手刀(わらびてとう)の説明を始めると、アシスタント役ガイドさんが写真を見せてくれます。息ピッタリです。
浄土宗の「光専寺」。お地蔵様を箪笥を改造した厨子に納めて巡礼した箪笥地蔵で知られています。
紫陽花が綺麗でした。
日蓮宗の「蓮乗寺」。厄除け日蓮とよばれる日蓮上人像が有名です。
最終目的地の井の頭公園につきました。地図を見ると、とても広い公園であることが分かります。
徳川家康がこの湧水でお茶をたてたという石井筒「お茶の水」。このお茶の水という名称は、千代田区の御茶の水よりも古くから使われているようです。
井の頭池では、池の自然をよみがえらせる「かいぼり」が行われています。2013年度から3回実施されて生態系の回復が確認されています。
池畔の「井の頭弁財天」は、緑に赤が映えてとても綺麗。
裏手には、頭が人で身体がヘビの宇賀神像があります。
井の頭池は神田上水の水源で、石門が残っています。
この後、七井橋のたもとまで歩いたところでコース終了です。
全行程約4キロ、2時間。
江戸時代から続く吉祥寺を感じられる楽しいまち歩きでした。
* むさしのまち歩きツアーは定期開催しています。開催日程は、むー観HPでご案内しています。ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。