今日(2月16日)は武蔵野地粉うどんの小麦栽培農家である井口農園にて、第3回目の麦踏みが行なわれました。
麦踏みって?
…と思われる方もいらっしゃるとおもいますが、
麦踏みとは、寒さ厳しい今の時期、1~2月頃に、麦の芽を足で踏む作業のことで、少しずつ横にずれながら麦を踏んでいきます。
リズミカルに軽快な足取りですよね!
麦踏みは、霜柱によって浮き上がった土を押さえ、麦の不必要な生長を抑えて、根の張りをよくするために行うそうです。
踏まれた麦は、葉や茎に傷を受けることにより抗菌作用が働くと考えられていて(人間で言えばかさぶたができるようなもの)
茎を太く、長く伸びすぎることを抑える、根の量を増加させる、分けつを促進するなどの効果があります。
写真右手、ジグザグに植わっている方は手植え、左手の真直ぐに植わっている方が機械植えです。
手植えでは、足跡の窪みに種を蒔いていくので、このようなジグザグになるそうです。
寒い時期に青々とした緑色の、しかも出て間もない「新芽」を踏みつけるのは忍びない思いに駆られますが、丈夫に育てるための「愛のムチ」と言う事ですね。
親心を知ってか?
踏まれた麦は想像よりも弾力性があり、たくましく上を向いてきます。
今日の麦踏みは、JA東京むさし武蔵野支店、武蔵野農業ふれあい村、武蔵野商工会議の皆さんで行なわれました。
実はこの小麦栽培、武蔵野市内の小学校に食育の場としても提供しています。
2月に入り千川小学校、第五小学校児童の麦踏み体験学習が実施されました。
次回は第4回目、2月24日(金) 関前南小学校の予定です。
春に向かいぐんぐんと成長する姿が楽しみです!