今日は武蔵野市立吉祥寺美術館の企画展『永沢まこと都市画展 街の今を描く、ヒトを描く。』に行ってきました。
今日は偶然にも永沢先生ご本人がいらして、作品ガイドをして貰いながら鑑賞すると言う贅沢を味わう事ができました。(ラッキー!)
展示室のうち一室は『360° 吉祥寺』仕上げ。
横幅3mはあるでしょう、馴染みある光景が目に飛び込んでくる、吉祥寺駅北口前を描いた作品。
1枚描いたらまた描きたくなり、2枚、3枚と追加されていったと言う。
その他、吉祥寺の知る風景がパノラマ展示されていて、いつもの風景がそこに在る事に感動し、作品中の行き交う人の中に自分が存在するような気持ちになる。
”すべてのものを、しっかりと「線」で表すこと”
”人を描く事はとても重要、目の前に描きたいと思う人が現れた時は先ずラフスケッチをする…そしてその人のディーテルを想像してみる”
こうお話しされるように、作品は想像や記憶ではない、また写真でもない、時の流れを切り取った手書きの力と日常を生きる人々の躍動が伝わるものだった。
展示作品は約90点、80年代のニューヨークから現在の東京まで、40年に渡って描き続けられた都市と、都市に生きる人物の作品が展示されています。
■80年代のニューヨーカーを描いたストリート・スケッチ
■90年代のバブル期の東京人を描いたストリート・スケッチ
■2011年東日本大震災の時の渋谷道玄坂109ビル
震災当日ご本人は渋谷でスケッチしていたそうです。
また、その1週間後に同じ場所で描かれた作品もあり、人々の心の変化を捉えています。
展示は明日(2015.8.30)まで。是非、ご覧ください!